夏時間化の実際 2.ゆとりのライフスタイル?
下図で示される通り、サマータイム期間全般で、仕事が終わってから明るい時間帯が一時間程度以上あるのは那覇だけ。釧路では6・7月の2カ月だけ、東京では全期間で終業後の“ゆとり”は期待できない。九州以南では、暗いうちに仕事に出かけ、夜は遅くまで明るくなっていて、寝不足とか体調維持が大変で、“ゆとり”どころではないでしょうね。
結論を言えば、日本では、緯度の高い国々と比べ、日照時間そのものが短く、北海道から沖縄まで、どこをとってもライフスタイル面での効用はほとんど期待できない。
釧路 N 42.58 E 144.23 | 夏時間化でメリットがでるのは6月と7月の二ヶ月だけ 仕事が終わってから一時間ほどの日照のある月が二ヶ月あるということ。 | |
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東京 N 35.39 E 139.45 | 夏時間化で終業後の“ゆとり”がでる月は一月もない 「サマータイムは東京の論理」と言われていますが、実際には、仕事時間が終わって一時間の日照がある月は皆無。日の出とともに活動開始しなければならない月が4、9、10の三カ月もある。 | |
那覇 N 26.13 E 127.41 | 夏時間化でメリットがでるのは4月から8月の五ヶ月あるが、4月から10月までの全ての活動開始時間が真っ暗 さすがに東南の那覇は日没時間が遅くなるので、9月と10月を除き仕事が終わってから日照のある月が多い。しかし、朝がしんどいでしょうね。 |
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