中野の図書館を守る連絡会:掲示板ログ 2001年度
ログ[年度] : 2004-2003 2002 2001 2000


3/23のNHKラジオ番組「21世紀、図書館は進化する」はとても参考になった byいとう 2002/03/24(日) 14:39:47

※ 以下は私なりの解釈と感想です。うーん、まとめが不十分ですが・・
@構成がしっかりしていた
初めに全国に数少ない「進化したハイブリッド・ライブラリー」として、浦安市立図書館のような例がある一方で、地方行政の財政悪化による公共図書館サービス後退(新宿区の地域館縮小案、都立図書館の大再編)の波が打ち寄せてきていて、これからの図書館のあり方は?
Aゲスト津野海太郎さんのどんぴしゃの解説
今までの「公共貸し本屋」ではダメ。学童・学生の勉強、趣味としての読書のニーズに応えるだけでなく、ビジネスや地域生活全般への支援をやることによって、市民の自立を助け、自発力を高める地域の“知る・学ぶ”センターにしていかなければならない。また、情報公開のセンターとして位置付けることが、地方行政にとっての存立基盤となる。
B浦安市立図書館では、館内でインターネットに接続するためのノーブックPCの貸し出しもしているそう。欧米では、図書館にいくとWWW接続PC(むろん無料)が使えて、メールを出したりも自由なところが多い。ようやく、それに近い機能をもった図書館がでてきたわけだ。
C確かに、紹介された宮崎市の図書館運営のNPO委託(市民ボランティア)は、市民の参画という点では一応の意義があるが、単に経費節減のためだけに真似するところが出かねないという観点からは、問題ではある。さらに、レファレンスの充実・高度化が求められているなかで、司書職を養成していかなければならないこととの整合性に難点がある。
D新宿の図書館長さんの言っていた「地域館の代わりに、学校図書館の一般開放」は、いかにも安易だし、誰が考えてもムリ。利用者の多い土日とか、夕方以降の遅い時間も開館できるのか、学校のセキュリティはどうなるのか、元々、学童と一般の蔵書は全く異なるのに・・
Eやはり今こそ、「公共図書館のあり方を真摯に見直し、地域社会の牽引役としての図書館、住民の自立を助ける図書館」を創っていかなければならない。

3/23 NHKラジオ第一「土曜ジャーナル」 byいとう 2002/03/23(土) 06:54:39

夜、10時15分から。浦安市図書館の紹介に加えて、最近の公立図書館の問題・話題などが扱われるそうです。

中野区議会の本会議での図書館問題審議 byいとう 2002/03/20(水) 12:20:32

13年度について会議録を検索したところ、主な質疑としては、次の2件がありました。(現時点で入力されているのは2001年11月の第4回定例会まで)
江田徹 議員からの質問については、教育委員会事務局次長(須崎英夫)が答えています。
図書館問題のアピールをしてもらっていることは、幸いです。

第3回定例会第2日(9月20日) 議事録本文
【岩永しほ子 議員】区立図書館のサービスの充実/図書購入費の50%もの削減、区民が三つの地域図書館来館者から収集した意見を区に提出し、現在の図書館行政を守るべきだと要請している/学校図書館指導員についても質問あり

第4回定例会第1日(11月28日) 議事録本文
【江田徹 議員】図書館行政の後退に関して/資料費削減、司書資格を持つ職員の比率を大きく後退、非常勤職員の雇いどめを他の職場と同じく一律に導入

区議会「文教委員会」での陳情審査、またも「継続扱い」 byいとう 2002/03/19(火) 16:49:50

3月18日に開催されたの標記常任委員会において、当連絡会提出の陳情「中野区の現行の地域図書館の存続について」が改めて審査されました。
 野党会派は「いつまで待っても図書館なり、教育委員会から具体案がでてこないし、案が出てしまっては遅くなるので区民の強い要望ということで採択すべき」、与党会派は「区側の具体策が出るのを待ちたいので、継続審査とする」と、従前と同じ構図で表決は、やはり『継続』
 休憩中に出た話しでは、6月の区長選挙が終わるまでは、区長部局との調整が進まないので全て凍結になりそう・・いやはや。公明の西村孝雄議員からは、本会議でも図書館について質問を出したし・・本会議の議事録でも調べてみましょう。

2001年12月21日中野区教育委員会 協議会議事録より 2002/02/25(月) 16:07:42

標題がちょうど本日掲載されたようなので、図書館関連部分をのせます。
前後関係など詳しくは標題をクリックしてください。いとう

・・前略・・
大塚委員長
 それでは、協議事項に移ります。
 まず、中野区行財政5か年計画に関する課題について、お願いします。
庶務課長
 これも何度かご報告をさせていただいておりますし、またご協議もいただいたところで
ございますが、学校の適正配置、それから、幼稚園のあり方の検討、図書館のあり方の検
討ということ、さらに社会教育事業の再編というようなこともあるわけでございますが、
行財政5か年計画にはこの三つの施設について見直しを進めていくということが載ってご
ざいます。
 それで、中間的な進捗状況をご報告をさせていただいておりますが、その後の取り組み
についてお話をさせていただいて、さらに先生方のご指示なども受けながら、まとめをし
ていきたいというふうに思っております。よろしくお願いをしたいと思います。
・・中略・・
中央図書館長
 図書館のあり方の検討状況についてご報告させていただきたいと思います。
 現在の中野区の図書館というのは、中央館1館、地域館7館ということでやっておりま
すけれども、中野区の図書館の現状というのは、23区の状況の中で数的にはある程度あ
る。ただ、施設規模がかなり貧弱というような状況でございます。そういう状況の中から
今後どういうような図書館、地域館にしたらいいのかというようなこと、将来的なあり方
についてどうしたらいいかというようことを考えております。
 それから、地域館と中央館の役割について、今は地域館と中央館はほぼ同じような機能
を持っているわけでございますけれども、そういうことではなくて、中央館にさまざまな
機能を集中させることによって、地域館の役割を軽くする。軽くすることによってさまざ
まな人的方途を講じていけるというようなことを考えております。
 それと関連いたしまして、図書館の職務、図書館の仕事を分析いたしまして、基幹的業
務と非基幹的業務を分けて、非基幹的業務については別個の人的対応というようなことを
考えることによって、人件費の負担を軽くしていきたいという方向で検討しているわけで
ございます。
 それから、開館日につきましても、今は第3日曜日、月1回、日曜日はお休みをしてお
りますし、休日につきましては、昨年から子どもの日と文化の日は開けておりますけれど
も、基本的には休日は閉まっております。そういうことではなく、日曜日・休日について
も開ける方向で、開けるためにはさまざまな人的方途が必要でございますけれども、その
人的方途をどういうふうにしたら捻出できるか、そういうことについても今検討している
わけでございます。
 それから、平成15年度にリプレイスが予定されておりますので、その際にインターネッ
トを活用した蔵書検索、それから、予約サービスをするためにはどのような隘路がある
か。そういうふうなことを含めて、1月に向けて検討しているわけでございます。

次長
 今、三つの課題について、その後の検討状況ということでご報告をさせていただきまし
た。ほぼ三つとも年内にプロジェクトチームとしての検討は終わるだろうというふうに見
ております。年明けになりましたら、早速、報告書づくりに入りたいというふうに思って
ございます。その間に区長部局と調整をしなければいけない。これが非常に大きなハード
ルになっておりまして、ぶつかる部分が相当大きいので、そう簡単には調整はできないだ
ろうというふうに考えてございます。
 そういった意味で、調整の状況なども踏まえて、来年に入りましたら教育委員会のほう
に何らかの形でご報告できるような形をとっていきたいというふうに思ってございます。
場合によると調整が終わらないままというような形の中でも、一応こんな形でプロジェク
トとしてまとめたというようなことになると思いますけれども、そんな形ででも報告でき
るように努力をしていきたいというふうに思っております。
・・後略・・

中野区女性会館 情報図書室を考える会 学習会part2 2002/02/19(火) 09:25:29
<集会案内>老若男女どなたでもどうぞ

講演 女性・図書館・情報−“市民”の視点から考える
講師 関千枝子(ノンフィクション作家)
日時 2月23日(土)13:30-16:30
会場 中野女性会館2F
参加費 500円
<関千枝子さん主著>
1.若葉出づる頃新制高校の誕生 関千枝子/西田書店2000/06
2.広島第二県女二年西組(大活字本シリ−ズ)原爆で死んだ級友たち下 関千枝子/埼玉福祉会1999/05
3.広島第二県女二年西組(大活字本シリ−ズ)原爆で死んだ級友たち上 関千枝子/埼玉福祉会1999/05
4.この国は恐ろしい国(大活字本シリ−ズ)もう一つの老後 関千枝子/埼玉福祉会1992/12
5.ヒロシマ花物語 関千枝子/汐文社1990/07
6.長い坂現代女人列伝 関千枝子/影書房1989/07 
7.この国は恐ろしい国(人間選書)もう一つの老後 関千枝子/農山漁村文化協会1988/10 
8.広島第二県女二年西組(ちくま文庫)原爆で死んだ級友たち 関千枝子/筑摩書房1988/06
9.図書館の誕生ドキュメント日野市立図書館の20年 関千枝子/日本図書館協会1986/04 
10.広島第二県女二年西組原爆で死んだ級友たち 関千枝子/筑摩書房1985/02

都立図書館の集会 byいとう 2002/02/03(日) 22:44:39

 みぞれまじりの雨の中でしたが、「蔵書の大量破棄とサービス縮小は許されない/首都東京にふさわしい都立図書館を」集会が開かれた全電通ホールは来場者がいっぱい。
 各スピーカーのお話はもっともだし、公共図書館サービスの軽視・後退に拍車をかけるので、都の「あり方検討委員会 最終報告」の撤回は必要ですね。
 そのレポートが、公共図書館を発展させていこうとする情熱・熱意が欠けているという発言ももっともだったが、なぜこのような事態を招いたのか?、図書館関係者が、情熱・熱意をもって何をしてきたか?、の反省が欠けているのでは。会場風景(津野海太郎さん)

「新宿区の図書館をよくする会」 第2回集会(1/19) byいとう 2002/02/03(日) 09:46:04

 出席できませんでしたが、幹事の方から以下のお知らせがありました。
・会名称を標題のとおり決定
・当面の活動は新宿区長が提唱する「出前サービス」の場を利用して、意見交換していく
・次回は以下
 第1回「出前サービス」会
 2月8日(金)19時〜21時
 内容:新宿区中央図書館長の話を聞き意見交換
 会場:高田馬場第二福祉会館(ことぶき館)2F

東村山の富士見図書館での事件 byいとう 2002/02/02(土) 12:17:00

 館内での注意に逆恨みされて起きた少年犯罪にはガックリです。図書館内じゃなくても起きたかも知れませんが、書物から人を育てる・・という役割をもつ、その図書館を契機におきただけにさらに残念。

「中野区図書館だより」1月号を、ようやく入力byいとう byいとう 2002/02/02(土) 12:07:21

この頃さぼっていた更新を、やっと更新。そうだ今日は 2002.2.2 と“ぞろめデ−”でした。

3月16日には、鈴木由美子さんが講師をされる江古田図書館 利用者懇談会「図書館の現状と地域図書館の役割について」が開催されます。

イヤー、1月26日には図書館運営協議会があった! いつも傍聴に出かけていたのですが、バタバタしていて失念。昨年末ぐらいから、同協議会の議事録閲覧が各図書館で行えるようになっていたので、見に行かなくては。(これは進歩ですね。ただどれだけの区民が関心を持っているのやら??)

集会案内です byいとう 2002/01/21(月) 11:17:14

蔵書の大量廃棄とサービスの縮小は許さない!
       −首都東京にふさわしい都立図書館を−大集会 
 
     2002年2月3日(日)午後1時30分から4時15分
     会 場   全電通ホール(千代田区神田駿河台3−6)御茶ノ水駅聖橋口徒歩5分
     基調講演  紀田順一郎氏(評論家・作家)
     各界からの発言
           津野海太郎氏(「本とコンピュータ」編集長)
           広瀬 恒子氏(親子読書・地域文庫全国連絡会)
           竹内  氏(日本図書館協会理事長)
     主 催   東京の図書館をもっとよくする会
           都立多摩図書館があぶない!住民と職員の集会実行委員会
     協 賛   日本図書館協会ほか

図書館BDSも考えもの byいとう 2002/01/18(金) 14:22:20

 朝日1/18朝刊に載った「図書館でペースメーカーがリセット、盗難防止の電磁波原因」は、以前から危惧されていたことが、事故として実際に確認されたことを伝えています。
中野の図書館運協でも以前、設置したらどうか・・という話がでていたが、私見では、全くナンセンスだと思う。大学など専門性の高い蔵書や貴重書が中心の館は、やむを得ないが(電磁波対策はとうぜん必要)、一般書が中心の公共館では、まず、公共物としての書籍を大切にする意識づくりとかがまず必要だ。無断持ち出しは望ましくはないが、BDS設置とか運用コスト(ペースメーカー者をバイパスしてもらう出口管理者を置かなければならない等を含む)をかけるなら、資料費にまわしたほうがよい。
 BDSを供給する社はこれからタイヘンだね。調べたら、やっぱり丸善さんでした。
>退館管理システム ブックディテクションシステム(BDS)
>世界で、そして日本で最多の稼動実績
>シェア率 全世界平均80%・日本90%(3M社調べ 1999年)
>国内発売(1975年)以来25年、2000ヶ所以上の図書館で採用。
>システム稼働率が100%近い事実も機器システムとしては特長
>日本全国に広がるマルゼンのサービスネットワークで保守も安心。

新宿区の図書館をよくする会(仮称)  byいとう 2002/01/08(火) 13:20:57

 昨年12月1日に初集会を実施した同会では、さっそく集会の記録を掲載したニュース第一号(B4版2ページ)を12月25日に発行しました。同会はお母さん方が中心で運営されていますが、タイムリーだし、まとめかたもきっちりされていらっしゃいました。
 次回予定は以下とのことで、ご関心の向きはぜひご参加ください。
第2回 新宿の図書館をよくする会
日時会場:1月19日(土) 19:00〜21:00 高田馬場第2福祉会館(ことぶき館)2F
            <明治通りと早稲田通りの交差点そば> MapFan
テーマ:前回以降の経過について、今後の活動計画について
問合せ等があれば、なかつぎをしますので、私のメアド宛てお訊ねください

東京の図書館をもっとよくする会 ニュース15  byいとう 2002/01/08(火) 13:20:03

 11月23日開催の「『市民力』をつくる図書館を!危機の中の図書館を考える」を収録した号が12月15日に発行さてれています。その会の呼びかけ文も載っているので、冒頭の部分を以下に紹介します。
『図書館は、市民が生きていく力を獲得する場所です。
図書館によって市民は、新旧のあらゆる文化を享受することができます。
変化の激しい社会のなかで、生活に必要な知識を手にします。
職業人としての能力を高め、社会で活躍する機会を広げます。
自分の問題意識に基づいて、学問研究に取り組むことも可能とします。
また、市民は、図書館を通じて知る権利を行使し、主権者として判断をくだす力、政策をつくる力を身につけます。
次の世代を担う子どもたちも、図書館で好きな本を楽しみながら、読む力、考える力を育んでいきます。
図書館は、零歳から百歳すぎまですべての市民が、人生のあらゆる時期に活用しうる自己学習機関です。・・・・』

2002年もよろしくお願い致します 2002/01/07(月) 09:46:22

 23区図書館の初ニュースは、中央区図書館のインターネット蔵書検索スタートでした。(朝日新聞1/6朝刊) 中央区図書館新サイト
 6日朝にアクセスしたらカウンターが200ぐらいで、今日は470になっているので、けっこう関心をもっている方々が多そう

インターネット蔵書検索 byいとう 2001/12/19(水) 14:49:52
 2/17朝日には「練馬区図書館も1月8日から蔵書検索サービス開始・・の記事もありました。いよいよ公共図書館でも当たり前のシステムになってきました。
トップページからリンクしているデータに、多摩地区のWeb蔵書検索9館をリストしてあります。

朝日新聞の「図書館の充実ぶり」 byいとう 2001/12/18(火) 17:40:47

 2月17日同紙には「・・青息吐息の公立図書館の“がんばり具合”を比べる・・」が載り、インターネット蔵書検索可能な図書館の紹介などはタイムリーな紹介だと思うのですが、「図書館の充実度を、一人当たりの蔵書数からランキング」は、図書館に詳しくない人でも、ありゃ??と思うほど、いかにも荒っぽいものだった。
 東京の市区図書館の蔵書数を人口(当然、夜間人口だ)で割って、なんと中央区がベスト1位、千代田区が2位となっていました。この2区は、蔵書数では23区で最少のグループなのに、ビジネス街が中心で人口が極端に少ないのだから、割り算すればトップになってしまうだけ。統計的意味は全くない。
 両区の図書館利用登録者率(一般に25〜45%ぐらい)は84%、108%で、住民よりは在勤者が沢山利用している特殊な区なのは明らか。在勤者にもサービスするのは当然なので、少なくとも、昼間人口で割ってほしかった。
 「充実度」をどう表すかはいろいろあるうるが、私案としては次のような要件を踏まえたもの。
(1)最も重要な要素は、「身近な場所に図書館があるか」:指標化するなら、図書館から750m半径でカバーされるエリアの割合。どんなに蔵書が多くて立派な館があっても、遠くでは利用できない。簡便には、1館あたりでカバーする面積(区面積/図書館数)でもよい。
(2)開館日数:とくに来館が集中する日曜祭日も開いているか、また、時間も加味する必要がありそう
他の要件としてあげるとすれば、蔵書総数があるが、地域の公共図書館として備えるべきある一定の蔵書がラインアップされていれば良しとする程度でよい。
 一度、この評価法で23区図書館をやってみたいもの。

12/5 文教委員会 陳情審査結果(中野区議会 第4回定例会) byいとう 2001/12/05(水) 16:55:05

 『20号陳情 中野区の現行の地域図書館の存続について』の3回目の審議がありました。質疑はなく、区当局から、図書館の配置・運営見直し案は1月に教育委員会にかけて、その後、文教委員会へ報告します・・ということで、「継続審議」となりました。
 野党会派は「採択」、与党会派が「継続」・・と前回、前々会と同じ採決でした。「継続」とする理由が「区当局案を聞かないと判断できない」ということで、納得しにくいですね。一部委員からも、文教委員会として図書館配置のあり方に意見するのでは・・とコメントされていましたが、文教委員会の主体性が問われると思います。
 その理由を言った委員さんは、過去に、図書館配置の充実(大和と上鷺宮をカバーする10館構想)を積極的に推進された方なのだそう・・。そうなら、少なくとも中野区の8サービスゾーンに図書館を配置していくべき・・ぐらいは主張してほしい。

参考:「新宿区施設白書」 byいとう 2001/12/03(月) 15:33:35

11月2日に公開された「新宿区施設白書」概要版[pdf]の15-16ページに、図書館の項目があります。
 新宿区ホームページのトップに『「後期基本計画骨子案」「施設白書」「新宿区早わかりデータブック」まとまる」』が表示されているのですが、ジャンプ先のページがエラーばっかりで、今朝、区役所へ訂正してほしいとメールしました。このところ、豊島区HPとか中野区議会HPにもHTMLについてのクレームメールをしていて、ちょっと偏執狂ぽっくなっているんじゃないか(-_-;)、我ながら心配・・というか、WWWに出すならもっときちっとしてほしいですね。中野区議会HPはすぐ修正してくれてレスポンスは良。

本会トップに「図書館問題の経過 区関連資料インデックス」を載せました。関連情報が多すぎて、一般の区民に分かりにくくなっているので(私も整理しきれなくなりつつあります)、なんとか経過を簡単に整理できないか・・と思い作りました。

12月2日開催の「新宿区の図書館をよくする会」参加報告 byいとう 2001/12/02(日) 19:00:08

 10月に公開された新宿区施設白書(来年度策定予定の後期基本計画のための素案)において、現9館を<新中央館+3館+学校図書館公開として、図書館サービスの充実を図る>という見直し案が提示された。この案の撤回を求めるため、従来から活動されていた西早稲田の図書館の友の会(ちょっと名称は不確かです)が軸になって、各館ビラ配りを行い、関心をもつ方々が駆けつけ、区議4名も含め30名弱参加。
 地域館存続を求めていく確認が行われ、区主催の地域懇談会でのアピール、署名活動等により新宿区民へこの問題の周知を図っていく方向が打ち出されました。
◇「子どもたちと高齢者・障害者の方など地域全体の読書環境の整備」とうたっているが、地域館を減らすこと自体が、子ども・高齢者・障害者にとって、ますます使いにくくなる、ということすら区当局は分かっていない。素案そのものが矛盾だらけ。
◇学校図書館の一般開放については、全国の実態に詳しい方から、何処もまったく中途半端になっていて考えるだけでも無駄と一喝された。(誰が考えてもムリがあるのに・・、立案した人の顔がみたい)
◇効率化を求める方向はやむをえないとは思うが、公共図書館の理念を無視し、利用実態からかけ離れた効率化は断固として反対していくべき。
◇中野区当局の発想と50歩100歩だ。なぜ隣り合わせの両区でこのような恥ずかしい動きがでてくるのだろうか。
◇新宿区で立ち上がっているお母さん方は、たいへん熱心で活動の広がりに期待します。

豊島区の図書館計画 byいとう 2001/12/01(土) 09:40:49

 財政難に悩む豊島区で公共施設見直しがされると朝日に出ていたので、図書館にも影響あるのでは?と調べてみましたが、<財政が苦しくとも守るものは守る>という姿勢が貫かれているように見受けられます。
 まず、豊島区基本計画(1997〜2006)生涯学習 に「図書館サービスの充実」が次のように記されています。
『 区民の多様な学習・教養・娯楽ニーズに応えるため、資料の整備・多様化を図るとともに、近隣区や大学等との図書情報のネットワーク化を推進し、資料提供・相談機能を充実する。また、点字図書館の充実を含め、図書館利用が困難な人々のためのサービスを推進する。 』
 具体策として豊島区中央図書館移転基本計画があり、「本区の図書館サービスの現状」は以下。
『(1)8館構想の達成 平成5年7月の上池袋図書館完成により、区内では徒歩10分(約700m)の圏内に図書館が整備され、8館構想が達成された。人口あたりの図書館数は、23区でも有数の水準となっている。一方、昭和40〜50年代に建築された巣鴨、千早、中央、駒込等の各館では、施設老朽化が大きな問題となっている。』
・・・・私が設定した図書館のサービス圏:<750m半径(徒歩12-13分相当)>よりもさらにきめこまかい! 人口稠密な区では、ごく当たり前の水準だと思います。

インターネット蔵書検索 byいとう 2001/11/30(金) 14:14:54

 中野区議会第4回定例会が始まっていて、文教委員会では、『20号陳情 中野区の現行の地域図書館の存続について』についても、12月5日 13時から継続審議される予定と連絡がありました。まあ、周辺状況が変わりないので、次回以降に持ち越し・・となるとは思いますが、一応、出かけてみます。
 23区図書館のホームページを見ていたら、足立区、墨田区もインターネット蔵書検索ができるようになっているのに気づきました。これで7館にもなり、このペースだとここ2年ぐらいで23区全館で検索サービスができるようになるのでは?

訂正・ご参考などなど byいとう 2001/11/27(火) 16:41:50
下の「家庭文庫・・ 」の朝日新聞記事の日付は、2001.11.22 が正しいものです。うーん、しくじりが多くて(-_-;)ですね

都立図書館問題の発端は都の「13年度の行政評価結果」ページにありました。
政策評価に関連する事務事業(20事務事業)> 都民利用施設の運営 > 東京都立図書館の運営 (中央図書館、日比谷図書館、多摩図書館)
となっていて、該当文書は以下
概要版 評価票PDF

大問題ではありますが・・フォローする余裕がありませんね

家庭文庫・・ byいとう 2001/11/26(月) 12:07:57

 「絵本と児童書とぬくもり、あります/自宅や児童館で本を貸し出す地域・家庭文庫」が朝日2001.1.22にのりました。
赤ちゃんとか幼児を公共図書館へはつれて行きにくい・・という声も考慮していかねかればなりませんね。記事に紹介のあった練馬の「風の子文庫」の関日奈子さんは、ちょうど一年前、中野の上高田図書館前でのびら配りの時支援に来ていただきました。先日の交流集会でも都立図書館の見直しについて、お元気に意見を述べておられました。

区議会への陳情【↓リンクをしくじりました (-_-;)】 2001/11/26(月) 11:27:44
こしらから、どうぞ

平成13年10月16日文教委員会

平成13年10月17日文教委員会

区議会への陳情【議事録の掲載】 byいとう 2001/11/26(月) 11:24:59

11/25付け「なかの区議会だより」の審議結果が載りました。先日報告の通り当『20号陳情 中野区の現行の地域図書館の存続について』は≪継続審査≫の欄に記載されています。
区議会ホームページに審査のときの議事録が掲載されました。

平成13年10月16日文教委員会
「図書館の機能・配置の見直しに関する検討状況」報告と質疑、陳情案件質疑。午後1時から4時までかかった審議がプリントすると30ページほどになります

平成13年10月17日文教委員会
冒頭部分で、簡単に「閉会中も継続審査すべきものと決します」・・となっています

新宿区図書館のWeb蔵書検索サービスがスタート byいとう 2001/11/24(土) 11:34:20

 新宿の方でもきな臭い動きがでてきたそうなので、調べてみようと図書館ホームページを見たら、この11月から(だと思いますけど)インターネットの蔵書検索ができるようになっていました。
 とりあえず、「都内23区図書館の休館日」のページに補足しましたのでご覧下さい。

「東京の図書館をもっとよくする交流集会」参加報告 byいとう 2001/11/24(土) 11:27:42

11月23日開催の同集会に参加し、パネラーとして中野図書館問題に対する運動の経過を報告しました。参加の機会を与えて頂きました「東京の図書館をもっとよくする会」事務局の皆さんにお礼申し上げます。
【報告要旨】
・マスメディア報道も含め、中野区民へこの問題の周知はかなり図れた 
・区議会への陳情で「一方的な地域館削減はしない・・」の区答弁は引き出した
・今年度内に提案される「見直し案」について、さらに注視が必要
・また、「小規模館を中規模サブ館に統合・・」との含みが依然として強くあり、私たちが主張する「小さくとも身近な立地が必要」を今後ともアピールしていく必要がある
【他の報告など】
「都立図書館の見直し」「職員異動による経験者が払底しサービスダウン」「江東の外部委託問題」「墨田の外部委託問題」「新宿の図書館配置見直し」・・、図書館サービスはいよいよ≪インフラとして与えられるものではなく、市民が声をあげて勝ち取っていくもの≫となってきました。

小田光雄『図書館逍遥』編書房2001/9 byいとう 2001/11/22(木) 17:36:37

 一応目を通しておかないと・・と、中野区図書館に予約して読んでみました。主張点の「日本の公共図書館は館数は多くなり立派になったが、来館者数とか貸出し冊数ばかり追っていて、肝心の"本と読者の出会い"が忘れられているし、そのような蔵書がなされていない」・・はとても辛らつです。
 どうも、"愛読者"じゃない自治体の管理者(教育委員会を含め)、館長さんが仕切っているので、昨今の「冬の時代の公共図書館」となっているところが多いのかも知れません。
 しかし、大量利用者の時代・・にどう図書館の理念を生かしていくのかは、かなり難しい問題のような気もします。著者が紹介しているような、かっての"本と読者の出会い"を今の公共図書館に望むのは、やはりムリがありそうです。
 私自身はへそまがりで、ベストセラーは読まない主義なので、リクエストが集中するベストセラーの複本をどうするか汲々としている姿にはピンとこないほうですが、それで来館者が増え、結果的に本に親しむ契機となればよい・・というのも実際的です。
 参考書評:bk1

杉並区図書館のインターネット検索スタート 2001/11/21(水) 09:03:55

 21日朝日新聞は、杉並区図書館のオンライン蔵書検索が20日からスタートしたことを報じていました。さっそくアクセスしてみましたが、容易な入力、検索スピード、結果表示など総じて使いやすい(^○^)。 試しに、<ディヴィッド・リースマン>でひいてみたら、『何のための豊かさか』『孤独な群衆』『群衆の顔』などまあ代表的な10作が所蔵されていることがわかった。うーん、便利だね。当面は、検索(貸出可能かどうかもわかる)だけで、来年度から貸出予約サービスも付加されるそうだ。
 新しい図書館ホームページは http://www.library.city.suginami.tokyo.jp/

第5回 東京の図書館をもっとよくする交流集会 2001/11/12(月) 13:35:01
同集会で中野区図書館に関しての運動の状況を報告予定です。 いとう

主催:東京の図書館をもっとよくする会
日時:11月23日(金)14:00-17:00
会場:文京シビックセンター26階スカイホール
内容:シンポジウム「『市民力』をつくる図書館を−危機にある公共図書館を考える」(パネリスト=伊藤毅:中野区民,竹内真弓:東京都立中央図書館,宝谷隆:品川区立荏原図書館,吉川貴夫:目黒区職員労働組合書記長)
参加費:500円(資料代含む)
問合先:同会(図書館問題研究会内 TEL.03-3222-5030)

図書館に関する新聞記事から/朝日新聞 2001/11/08(木) 14:03:17

○10/17「変わる学校図書館:教職員手分けし読み聞かせ会/中野区江古田小学校」
 (フリーライター 安宅左知子) 東京子ども図書館の松岡享子理事長のコメントあり。
○10/27「使いやすい図書館を育てるには/一番の悩みは本の紛失、利用者どしどし質問を」
○11/2夕「都、財政難につき図書館にしわ寄せ/同じ本は3館で一冊だけ、役割分担で児童書は多摩に/出版業界や利用者反発」
※ なんか朝日は急に関連記事が多くなったけど、いまいち利用者の本音とか、公共図書館のかかえる問題点が浮き彫りにはなっていないような気がします。
 たくさんの公共図書館と多くの利用者とで形成する市民のための基本サービスのわりには、図書館側からの情報発信も少なすぎるためでしょうか?

図書館に関する新聞記事から/しんぶん赤旗 2001/11/08(木) 14:02:43

同紙では、9/23付けの「公立図書館、財政難理由に次つぎ」以降に、『東京の図書館はいま』連載5回がありました。
(1)10/1 「"市民の身近に本を"の発想で、革新都区市政時代に前進」
(2)この記事は未入手
(3)10/6「減る図書館の司書職員、司書職制度求める運動も」
(4)10/8「図書館"自由宣言"の値打ち、公明議員の検閲要求は問題」
(5)10/11「地域図書館の拡充を、幅広い住民の要求を大切に」

区議会への陳情 byいとう 2001/10/15(月) 18:23:57
 今日、15日、Sさんと陳情の審議傍聴と補足説明のため区議会へでかけましたが、ほかの議案審議に時間がかかり、陳情案件は明日の13時に順延となりました。
 明日、ご都合つくかたは、文教委員会の常任会議へ傍聴お願いいたします。区役所3Fで傍聴手続きをして、4Fの会議室へいきます。

区立図書館のインターネットサービス byいとう 2001/10/05(金) 15:34:44

朝日新聞10月4日付けに「図書館で広がるインターネット蔵書検索・予約サービス/ITが深める読書の秋、電子メールで深夜もOK 利用増」が載りました。
 紹介されていたインターネット検索・予約の概況は以下。





図書館名導入時期提供情報備考
江戸川区
Web図書館
2001/4-電子メール予約スタート
2001/6-Web画面上の検索・予約スタート
2001/7-携帯からの利用も開始(iモード)
新しい資料の一覧
予約が多い本の一覧
貸出状況確認
予約状況確認
2000/7電話予約開始とあったが確認できず
24時間サービス
予約総数大幅増、18%がインターネット経由
荒川区
@library
2001/6スタート新着案内
ベストリーダー
ベストオーダー
予約以外はパスワード登録なくても使える
「電子メールでリクエスト・レファレンスができる日本で初めての図書館」
9月中の予約数が前年比34%増
インターネット予約は24%
台東区
中央図書館
2001/10インターネットと利用者端末機からの貸出予約を開始確認できずインターネット予約の利用時間は、蔵書検索と同様、午前7時から午後10時まで

 先日の中野区図書館運営協議会においても話題にはなっていました・・館側は、2003年に現行システムのリプレースが予定されているので、インターネット化を考慮したいが、まだ何も決まっていない。委員さんの一部からは、「インターネット利用者だけに便益あるのは如何なものか、電話予約とかを先行すべき・・」とかの意見がでていました。>>あーあ、中野のIT化の道のりは遠い!!
 江戸川、荒川の具体例を見ると、もうインターネット化が是か非かなんて議論することがナンセンスじゃないでしょうかね。私自身は、インターネットが絶対無二のアプローチとは思わないけど(図書館の雰囲気が好きだし、たまに面白そうな本を探して書棚の前を徘徊するのも楽しみ)、市民に図書館サービスをより広げていこうとする意思があれば、インターネットも有力な手法・・だということが明かになったものと思います。
 Web検索・予約システムの構築・運営にはそれほどコストがかからず、一方、なかなか図書館に来れない市民にとって本に親しめる機会になる、開館日・時間を無理して引き延ばすムダがなくなる、貸出カウンター作業が軽減される、利用者によっては、それなら自分もインターネットをやってみようか・・という契機になる・・と、様々なメリットが生まれくるし、図書館が身近な存在となる層が増えるだけでも十分な効用があります。
 ただ、インターネットとか携帯で予約できても本の借り出しに図書館に行くわけなので、インターネット化すれば地域館を減らしてもいいというロジックは絶対ありえない。つまり、身近な場所に図書館がなければ、インターネットも意味ないことを努々お忘れなく。

しんぶん『赤旗』の図書館関連記事 byいとう 2001/10/03(水) 15:51:12

 同紙の学術分化部の記者さんから9月23日付けの新聞をお送り頂きました。東中野図書館をよく利用されている記者さんでした。ありがとうございます。
 「本が消えていく 公立図書館/財政難理由に次つぎ」という見出しで、購読中止ばかりの雑誌棚の様子、各地での資料費削減、中野区の図書購入費削減と地域図書館配置見なおしになどについてレポートされていました。館長さんのコメントは「資料費削減は、・・5年が限度、必ず元の水準に戻してもらう」でした。

中野区図書館運営協議会 11回(第7期 9/20)byいとう 2001/10/02(火) 15:54:21

 主なポイントだけ簡単に報告します。この運営協議会の議事録は第6期の分から公開(多分、図書館等で閲覧)されることになりましたので、公式のものは後日、ご確認を。なお、傍聴者は当会メンバーを含め6名。

◇文部科学省告示「公立図書館の設置及び運営上の望ましい基準」の報告
 # 委員からは、これを中野区図書館でどう受け止めて行くの質問がでましたが、事務局(図書館 管理者)からははっきりした答えはありませんでした。

◇10/12に行われる「運営協議会委員と教育委員との懇談会」で、アンケート調査の結果から次の事項が話題として提供されることになった。
・統廃合について反対意見多い
・開館日を増やすことへの要望大
・資料の充実(資料費)への要望大
・専門的職員の充実
 # アンケート自由意見が850件もあって、その中で、地域館統廃合を心配する“誤解”がなぜこんなに多いのか・・が話題になっていました。委員から、区民が“誤解”しているなら、そのズレをなくすように図書館から広報すべきではないか・・と提案されましたが、同上おなじく、はっきりした反応はなし。

◇その他報告として、委員から「15年度から学校司書が入るようになると、これまでの指導員がどうなるのか気懸かり」、委員長から「中央図書館入口付近の禁煙化要望があった」

◇次回 2002/1/26 # この頃には、統廃合の全容が出ているんでしょうね。

練馬区図書館のニュース byいとう 2001/09/25(火) 14:41:27

 朝日新聞9/23『小学校⇒区立図書館、オンライン検索・予約/練馬区でスタート』は、うらやましいかぎりですね。
 練馬の人口は、63万人と中野区の約倍だが、図書館の個人登録者は25万4千人と2.5倍もある公共図書館先進区。区報によると・・9/22から区内の12の小学校図書館に端末がおかれ、区図書館の蔵書の検索・取り寄せられる・・というもの。そのねらいは、区内11図書館のサービスエリア(半径一キロ)から外れる地域の図書館サービスを向上しようとするもの。本来なら新館を建設したいのだが、財政難で、このようなオンラインサービスを導入するそう。これも、既に練馬区内45小学校の図書館開放が行われている下地があるから可能になったのでしょうね。
 同じ財政難でも、片や、地域図書館を減らそうとする中野区と、生涯学習の基盤になる図書館サービスをなんとか拡充しようとしている練馬区の、この差はいったい何なんでしょうね? 
 参考:練馬区報の9/11号 pdf文書です

いとう 2001/09/10(月) 13:45:52

 CUEさんのご意見↓は、図書館へ投書・要望で出していただくとよいと思いますが、図書館運営協議会
という組織がありますので、そちらに私から連絡しました。

 資料費大幅削減・・で新規購入希望は出しにくかったのだけど、試しにローレンス・ブロック
『泥棒はライ麦畑で追いかける/泥棒バーニイ・シリーズ』(早川書房2001-08-31出版) を9/1に
リクエストしてみたら、なんと8日には入庫したと電話連絡がありました。正直言って、ずいぶん
クイック・レスポンスだったのには驚きました (^○^)

CUE 2001/09/08(土) 15:24:25
中野区に移って半年、中央図書館を何度か利用しました。図書館の存続問題も大切ですが、
中央図書館入り口の喫煙コーナーを何とかしてください。
この建物は入り口が地下にあるため、喫煙コーナーの煙がいつも入り口付近によどんでいます。
図書館に入るには、大人も子供も本人の意思にかかわらず間接喫煙をしなければいけないのです。この建物の構造、改善されない喫煙環境、まったく施設を運営する人々の感覚を疑います。
建物の中にいくらすばらしいものが詰まっていても、入り口がこれじゃ、台無しだと思います。



本会活動報告 byいとう 2001/08/29(水) 10:07:29

 7月から練ってきた中野区議会への陳情書文案が煮詰まって、8月28日付けで提出・受理されました。
第20号陳情 件名:中野区の現行の地域図書館の存続について
主旨:中野区行財政5か年計画の「施設配置の再編・運営の見直し」における図書館配置を見直すに当たっては、地域図書館の削減をせず、現行の図書館サービス・ネットワークを存続してください。

さて、文教委員会でどう審査されれるのか??、なんとか良識派に頑張っていただきたいものです。
文案作成について、いろいろアドバイスいただいた本会の皆さんありがとうございます。

ひさしぶりですが・・ byいとう 2001/08/08(水) 10:33:51

「公立図書館の設置及び運営上の望ましい基準」文部科学省告示第132号(平成13年7月18日付)が告示され、同日から施行となっています。
全文は、 http://wwwsoc.nacsis.ac.jp/jla/kijun.html に掲載されています。

肝心の設置に関する項目は、総則の(2)設置として以下。原文の項目番号はまる数字

1.都道府県は,都道府県立図書館の拡充に努め,住民に対し適切な図書館サービスを行うとともに,図書館未設置の町村が多く存在することも踏まえ,当該都道府県内の図書館サービスの全体的な進展を図る観点に立って,市(特別区を含む。以下同じ。)町村立図書館の設置及び運営に対する指導・助言等を計画的に行うものとする。
2.市町村は,住民に対して適切な図書館サービスを行うことができるよう,公立図書館の設置(適切な図書館サービスを確保できる場合には,地域の実情により,複数の市町村により共同で設置することを含む。)に努めるとともに,住民の生活圏,図書館の利用圏等を十分に考慮し,必要に応じ分館等の設置や移動図書館の活用により,当該市町村の全域サービス網の整備に努めるものとする。
3.公立図書館の設置に当たっては,サービス対象地域の人口分布と人口構成,面積,地形,交通網等を勘案して,適切な位置及び必要な図書館施設の床面積,蔵書収蔵能力,職員数等を確保するよう努めるものとする。

うーん、もっと具体的な記載があるのかと思ったら、かなり概念的なものに止まっていますね。特別区の場合は、2.の市町村に含まれていて、≪当該市町村の全域サービス網の整備に努める≫と表現されていて、要は、中野区全域にサービスすることが求められているのです。『お年より、児童でも30分も歩けば来館できる』と中野区は言いそうだけど。
 次の区議会へ陳情書をだすので、その際の手持ち資料でもっていきましょう。

荒川区立図書館のインターネット化 byいとう 2001/06/22(金) 11:57:03
6/14付けケロロ軍曹さん、コメントありがとう。励みになります(^○^)

6/16のNHK「おはよう日本」で中野の図書館問題が提起されて・・なんとか一つのステップになったかと思っています。
 今朝の朝日新聞には、荒川区立図書館のインターネット蔵書検索・予約・メール回答がスタートという記事がありました。都内では初のシステムですが、公共図書館でも、もうそういう時代なんですね。
 インターネット化は、いままで図書館に来るチャンスがなかったり、時間的に制約されていた方々の利用促進に繋がるとは思います。しかし、大事なことは、インターネット化しても木目細かく配置された地域図書館の必要性は変わらない。予約できても、本をとりにいくのに、はるばる・・、返却のときも遠くの図書館へ・・では意味がありません。
 片やインターネット化する余裕、、片や地域図書館見直し(中野区でも一時"インターネット"が話題になっていたようですが、図書館員さんがよその蔵書検索ために導入・・というレベルで、利用者が自宅からアクセスなんて想定もしていない (-_-;)トホホですね。

ケロロ軍曹 2001/06/14(木) 14:31:29
こんちはー。図書館系のサイトをチェックするうち、人伝にこのサイト
を知りました。
中野区の図書館方面、ハードっね。
ココ一番つらいときに踏ん張らず、平然と図書費を削り、施設を潰す。
なっほど自治体さんの正体がよく見えます。
中野の図書館で働く皆さん、利用者の皆さん、声を大に権利を主張して
ください。
カキコしなくても、このサイト注目してる人多いっすよ。

アメリカの図書館、オープンでいいっすねー。
スターバックスの入った図書館って、日本にあったっけ?
マックのズラリ並んだヴァージンカフェとか、図書館に欲しいよねっ!
カレーの匂いのする食堂で飲む珈琲こそ、って人には悪いけど(笑

ロサンゼルス中央図書館のカフェー byいとう 2001/06/14(木) 11:17:05

 暗ら〜い話題はさておいて・・たまに明るいニュースを。『日経トレンディ』7月号には「バーンズ&ノーブルに負けない図書館の切り札はカフェ/ロサンゼルス中央図書館」がでていました。米国トップ5にランクされる図書館らしい(フロア面積46千u)のですが、改装の目玉がブックエンズ・カフェーだそう。中華ファーストフード・ヨーグルト専門店・コーヒー軽食店でなんと200席もあるそう。米国の公共図書館では、こんなカフェーを附置するのがはやりでここ10年ぐらいで全図書館にひろまるとのこと。
 わが図書館と比較してもしょうがないけど、よく中央図書館の正面玄関外の暗い階段スペースで昼にパンをかじっている人を見かけますよね・・ まぁ、かの国では、図書館がそれだけ市民に定着していて、生活の一部として認知されているということ。

『本買えず図書館が悲鳴、サービス向上で打開を』 byいとう 2001/06/14(木) 11:16:08

 6/10付け日本経済新聞の『本買えず図書館が悲鳴、サービス向上で打開を』には、中野区図書館の惨状が紹介されていました。多くの公共図書館で問題となっている資料購入費の大幅減少に関して、『・・東京二十三区の場合、集計できた十三区のうち十区で予算(資料費)が昨年に比べて減少。半額以下と激減した中野区のような例もあった・・』
 この状態が続くと、「・・図書館に行っても希望の本がない、予約リクエストしてもずっと待たされる・・」などで、図書館離れ、ひいては本離れに繋がることが心配です。

ご意見ありがとうございます byいとう 2001/06/04(月) 14:26:41
2001/06/03付けのご意見ありがとうございます。
 行財政5か年計画は、行政サービス全般にわたっての廃止・縮小計画なので、区報あたりに記事がでても小さな字でたくさん書かれているので、なかなか肝心な点が目に付きにくいきらいがあります。(というか、区当局は、個別の改廃があまり目に付くことなく、議論を呼ばないうちに、一気に決定してしまおうと思っているのでしょうけど)
 23区最悪の財政状況ですから、"聖域なしの改廃でいく・・"なのでしょけど、図書館のような市民のためのインフラまで縮小させようとするのは、暴挙としか言いようがないと思います。
 「なかの区報」の最新号6/3号には、『行財政5か年計画の実施状況と今後の計画』がのっています。<施設配置の見なおし>のところに、・・このほか、高齢者会館、高齢者福祉センター、区立小中学校・幼稚園、図書館などの施設についても配置の再編や運営方法の見なおしを進めます・・とあります。このページは以下でごらんになれます。(ここ1ヶ月ぐらい掲載)http://www.city.nakano.tokyo.jp/kuho/0603-02.pdf
 人気首相の発言で有名になった「米百俵の精神」を一度区長さんもかみしめてほしいもの。『・・百俵の米が見舞いとして送られてきました。小林虎虎三郎は、長岡をおこすためには、教育によってすぐれた人材を育てるしかないと考え、この百俵の米を資金にして、国漢学校を充実させました・・』(長岡市学習情報ネットワーク 米百俵ネット http://www.kome100.ne.jp/main/ )

部外者 2001/06/03(日) 03:02:44
はじめまして。2月の毎日新聞の記事を書いたのが昔の友人だったので、偶然このページを見つけました。中野区在住で、図書館はよく利用しています。最近新刊本が購入できない云々という内容の掲示がしてあるので、これも例の5ヵ年計画の煽りだろうとは思っていましたが、事態がもっと深刻だということが分かりました。今後の活動の進展をお祈りします!

集会案内☆わたしたちにとって情報ってなに? byいとう 2001/05/25(金) 09:54:21

私たちがが連携している会の案内です。ぜひご参加ください。

主催   :女性会館情報図書室を活用する会
日時   :5月26日(土) 13:30-16:30
会場   :女性会館2F 団体活動コーナー 入場無料
      中野駅南口からゼロへ向かい、サンクスを右折
プログラム:女性会館情報図書室ができるまで/木下伸子さん
      情報図書室の中から見えてきたこと/小野良子さん
      女性会館を利用して見えてきたこと/後藤幸子さん
      ブレーン・ストーミング#これから私たちができること

女性会館の情報図書室は廃止になったが、資料は残って閲覧などは続いて
行われるそう>機能は継続するそうで良かったですね。

「東京の図書館をもっとよくする会」交流集会 byいとう 2001/05/17(木) 16:52:24

中野区図書館にかかわる報告等がありますので、ご参加ください

「東京の図書館をもっとよくする会」交流集会
テーマ:委託の図書館の職員と非常勤の図書館職員
日時:5月21日(月)13:30-16:30
会場:日本図書館協会2階研修室
内容:報告「京都市立図書館の財団職員組合の今とこれから」(野口和子:京都
市生涯学習振興財団労働組合書記長),
「中野区の司書非常勤職員制度と雇用止め」(中野区職員労働組合非常勤協議会)
参加費:300円(資料費)
問合先:図書館問題研究会東京支部(TEL.03-3222-5030 FAX.03-3222-5034)

参考 byいとう 2001/05/16(水) 14:27:29

「これから出る本」に以下がありました。ご参考まで
薬袋秀樹著『図書館運動を何を残したか/図書館員の専門性』勁草書房

ついでに<図書館運動>で調べたら見つかったもの。読んでみようかな
『まちづくり図書館運動のあゆみ/市民が育てる図書館図書館が育てる市民』
新しい図書館をつくる会 /新しい図書館をつくる会 1999/02

『ドイツの公共図書館運動 興隆・挫折・再起の歴史』
ヴォルフガング・タウア− /ペ−タ−・フォドゼク /日本図書館協会 1992/03

『図書館だより』をテキスト文で入れ替え byいとう 2001/05/08(火) 16:37:22

 これまで開かずのpdfだった中野区立図書館報について、再度文字スキャンしなおして掲載しなおしました。近頃のソフトは優秀で、認識ミスは数%なので、デジタル化がたいぶ容易になった(^○^)
 とくに、利用者アンケート調査の粗集計がのっているので、皆さん、ご覧ください。どう分析するか、いろいろ見解があるのですが、私なりに読み取ったことは以下。
・来館方法:歩きと自転車で88%となっていて、近くの図書館じゃないと行かない。時間も20分未満が87%
・年齢分布:18歳までが8.5%なのに、50歳以上が30.4%と熟年層の利用も多い。まあ、幼児、低学年のみんなはアンケートはあまり出していないだろうから当然か。
※気になっていた転載許諾については、当会メンバーからアドバイスがあって『この転載については、著作権法32条2項の「国又は地方公共団体の機関が一般に周知させることを目的として作成し、その著作の名義の下に公表する広報資料」に該当することから、許諾除外として扱っています』としました。ありがとう。

ハナミズキは中野の公園から全国に広まったのか byいとう 2001/05/07(月) 16:17:06

(財)中野区文化・スポーツ振興公社の5/1付け「NICESニュース」連載エッセイによると『江古田公園に隣接する江古田の森にハナミズキの苗が植えられている。桜の返礼としてアメリカから送られたハナミズキが、ここから各地に広がっていった・・』とあります。
 ホントかしら??と調べてみましたが、まあ間違ってはいなさそうだけど、江古田だけから広まった、と読める点では、やはりミスリードしかねない。
東京公園文庫「神代植物公園」では『よく知られているように、ハナミズキは、かつてアメリカ・ワシントン市へ贈られたサクラのお返しとして、大正四年(1915)に東京市に贈られ、都内の公園に植えられたのが最初で、日比谷公園に植えられたものが有名になったが、他にも植えられたようである。』とあり、日比谷公園を含め複数の東京の公園に最初に植えられたらしい。さらに由来が分かった方は教えてね (^○^)

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